リスニング教材の考え方、活かし方 |
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巷には多くのリスニング教材で溢れています。 それらは決して安い値段のものばかりではありません。 買ったけれども役に立たなかったではすまされないよね。 買う前に それらの教材を適切に評価するにはどうしたらいいか。 ある教材に興味を持って、買うかどうかを迷っているとします。 それでは、どうするか。 まずは、インターネットで使用者の声を集めますよね。 そのときに重要なのが、使用者がどのような立場で体験談を 寄せているかということです。 その立場は 体験談が載せられているサイトがどのような ものかをみれば推測が付きます。 教材を販売するサイトやアフィリエイトによるサイト、 あるいは より中立的なサイト、いろいろとあります。 そのようにして、いろいろな立場のコメントを集めて、 自分なりに整理し、自分なりの評価を与えればいいのです。 ------------------------------------------------------------- マジックリスニングを取り上げてみましょう。 これをどう評価するか。 わたしは、使ったことがないということを まず申し上げておきます。 ネット上でいろいろと使用者の声を検索してみると、 効果あるなし、いろいろと出てきます。 まったく効果がなかったというものから、すぐに効果が 出たというものまで、幅広く見られます。 それでは、マジックリスニングはどのような効果をねらった 教材なのか。 日本人が英語を聞き取れないのは子音部分が聞き取れない ことが主因だとします。日本語に多い母音はおもに 低周波数のものが多く、英語の子音はおもに高周波数帯域に 属するものが多いことから、日本人は子音を聞き取る のがとくに苦手であるとします。 ということで、どうやってこの子音を聞き取れるように なるか、あるいは高周波数の音声にどのように慣れるか、という 課題に対処する教材であると理解しました。 それで、ネット上に出ているいろいろな意見を総合して 判断すると、上記の課題についての効果という点について言えば、 「効果はある」のだと言っていいようです。 その効果の程度や質は使用者によってまちまちであることも 付け加えておかなくてはならない。 体験談の中には、マジックリスニングを使った後、 クラシック音楽の高音部分がクリアに聞こえるようになり、 同じ音楽が新鮮に聞こえるようになったというものもありました。 あるいは、映画の英語を聞いて、たしかに子音の部分にたいして 以前よりも自分が耳が敏感になったという声もちらほら見られます。 ということからすると、子音が主に分布する高周波帯域の音に 対して敏感に反応させるような効果はあるようです。 ただし、だからといって これで英語がどんどん聞き取れるよう なったという声は、私が見た限りあまりないようです。 確かなのは、 子音部分に対して脳を敏感にさせる点についての効果がある ということ。 このことをリスニング全般からどう評価するかです。 これまで まったく英語のリスニングがためだったひとには、 マジックリスニングは効くかもしれない。読む英語は分かるの だけれども、聞くのはまったくだめだという人には効き目がある のではないか。 日本に生まれ育っているかぎり、脳は、子音に敏感に反応する ようにはなっていないわけですね。マジックリスニングが、 子音に対して敏感に反応させてくれる教材ということであれば、 それは率直に評価すべきでしょう。 とにかく子音に意識を向かわせてくれるわけですから。 音に対する感覚というのは個人差が大きいです。 それこそ、リスニング学習を何年やってもなかなか伸びない人 もいます。人一倍努力はしたのだけれども、検定では リスニングだけが伸びないという人は意外に多いのではないか。 それは、もしかしたら音に対するそのひと個人の生まれつきの 感度の問題もあるかもしれない。 ですから、リスニングは厄介なのです。 とくに、高周波帯域の子音は、摩擦音、破裂音など微細なものが 多い。そういうものに意識を向かわせるマジックリスニングは 矯正ギブスのようなものと言っていいのではないか。 音声に対してもともと感度の鈍い人でも、あるていど強制的に 子音に対する感覚を鋭くしてくれるからです。 ただし、マジックリスニングをやったからといって、すぐにでも 英語がどんどん聞き取れるようになるとは思えないですね。 他のリスニング学習と組み合わせて使用すべきと いうのが妥当なところでしょう。 基本は、やはりたくさんの量の英語を聞くということです。 その場合に、ディクテーションや L / R などの聞き分け訓練を 一緒におこなうようにするのです。 こういう地道な努力は、いずれにしても必要です。 2,3週間の学習で英語が聞き取れるようになるような便利な ものがあるはずがない。 なんにしても、一定量の蓄積が必要なのです。 そういう蓄積は英語を聞いたり読んだりして、長い時間をかけて 出来てくるものです。 いずれにしろ、マジックリスニングを 使うと日本人には苦手な部分の英語の音声が聞きやすくするという 効果があるので、これまでまったく手応えがなく苦痛であった リスニング訓練がやりやすくなるかもしれない。 あるいは、リスニング学習において成果を出すまでの時間を 短縮するという効果もあるかもしれない。 ということで、マジックリスニングというのは、 リスニング学習支援教材だというふうに とらえるべきではないかと思います。 -------------------------------------------------------- 通信講座「ヒヤリングマラソン」 リスニングの力つけるには いずれにしても量をこなさなければ ならない。聞いて聞いて聞きまくる、ということですね。 ヒヤリングマラソンは、そのための機会を提供してくれることは たしかだと思います。 ただし、1000時間 英語を聞くことによって 英語の音声に 慣れることはたしかですが、それだけでl / r などの音素の 聞きわけが出来るようになるのはかなりむずかしいでしょう。 よって、ヒアリングマラソンをやると同時に、英語リスニング 科学的上達法などを利用して、聞き分け練習を並行して 実行すると いいと思いますね。 たとえば、一日3時間ヒアリングマラソンの英語を聞くと するならば、その他に20分程度 聞き分け練習を行なうように するのです。 そうすることによって、英語の「聞き取り」と「聞き分け」、 どちらにもプラスの相乗効果を与えます。 言うまでもないことですが、 「聞き分け」ができるようになれば、その分 聞き取り能力も 向上します。 単に英語の音声を聞いていさえすれば、l / r などの音素は じきに聞き分けられるようになる ということは ないので、その点は留意すべきでしょう。 ヒアリングマラソンは 長期にわたるものなので、途中で 挫折してしまうこともありえます。まだ終わっていないのに 新しい教材が送られてきてしまうとか。 「ああ、また教材が来てしまった」と感じ始めると、なかなか 厳しいものがありますよね。 スケジュールにあわせて教材が毎回送られてくるところに 通信教育のいい点もあるし、場合によってはやりずらく なったりもします。 そのばあいは、通信期間が終了した後も、その教材を 使っての自分なりのカリキュラムを組むなりして、再活用する ことも視野に入れるようにすればいいと思います。 通信講座が終了したのと同時に、そのときに使った教材が 省みられなくなるというのも惜しいですよね。 場合によっては終了後も再活用することをはじめから 念頭において、受講されるのも いいかもしれないですね。 ヒアリングマラソンのいいところは、いろいろな内容の生の英語が 送られてこることです。映画、ドラマ、ニュース、討論、 友人同士の会話など、その素材の多様性がひじょうに 魅力的な点です。 分からないところは何度も聞きなおし、あるいはディクテートし、 少しずつ分かる部分を増やしていきます。 私が盛んにリスニングの練習をやっていたときは、まだ カセットテープが主流でした。カセットテープでは、ディクテーション するのに不自由な点がありましたが、CDでは まったく 問題がありませんね。 このことは非常に重要なポイントです。 やはり、生の英語に慣れていくには ディクテートすることが 欠かせません。 CDでは思う存分 ディクテーションができるので、 リスニング学習が非常にやりやすくやったということが言えます。 相互リンク
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